「ダイの大冒険」第94話、大魔王の大爆笑

ダイの大冒険第94話放送です。凄く楽しそう。

アバンが瞳にされて、まるで死んでしまったかのように叫ぶアバンの使徒の面々。気持ちは分かるけど演出過剰ですよね。そして天地魔闘の構えが「カウンターの奥義」である事を見抜くポップ。一度見ただけで全部分かってしまうポップ、この辺りから飛躍的にレベルアップした感じになっているのは、若干物語の都合感が無くもない。

「防御の奥義なんだから攻めなきゃいいもんねー」と余裕をかましていたら、「じゃあこっちからいくわ」と攻撃に切り替えて全員ズタボロになってしまいます。そりゃそうなんですよね、天地魔闘とか言ってないでガンガン攻撃してればそれだけで勝てるんだから。

でもそこは大魔王様、油断はしないのか防御にも手を抜きません。命を捨てて向かってくるヒムとラーハルトに対し、万全を期して天地魔闘で迎撃……んー、ポップの解説だとパワーを蓄積させて一気に繰り出すのが天地魔闘という事ですが、飛びかかってきた時は別に構えてませんでしたよね。構えを取るだけで充電完了なんでしょうか。パワーを貯める仕草も無く、その場で発動して哀れヒムとラーハルトは力尽き瞳に……。

そして二人きりになってしまったダイとポップですが、ここでいきなり成長を見せるポップが天地魔闘の硬直時間を見抜き、ダイの代わりに一人で全てを受けると言い出します。いや無理でしょと笑うバーンに飛びかかり、敢えなく三段目のカイザーフェニックスの直撃を受け……たと思いきや、その胸には魔法を跳ね返すシグマの「シャハルの鏡」が! 何故ポップがそれを持っているのか? という点も含めて、この辺の流れはいいですよね。強敵と書いて「とも」だった……。

めっちゃ笑ってるバーン様の顔と、なんかやたら両者共にペラペラ解説しまくるのが目に付いた今週の放送、でもポップがわざわざあーだこーだとバーンに話してみせるのは、バーンを挑発する意味があっての事なんですよね。技や能力のネタばらしを敵に向かってしてあげるのは少年バトル漫画のお約束なのですが、ただそれだけではなくちゃんと意味があった。

まるで最終回で決着が付いてしまいそうなタイトルの次回予告、長かった戦いもようやく終わってしまうのか!? 深すぎる……あまりにも……

     

コメント