ダイの大冒険第80話放送です。
どこからどう見ても駄目臭しか感じさせない凄い奴、キング・マキシマムの登場で加速する絶望感……の筈なんですが、ペラペラお喋りなキングのキャラのせいで、全く緊迫感が無いという。ヒュンケルもヒムもボロボロで、そこに多数のオリハルコン戦士に襲われるという、そこだけ見たらどう考えても絶望しか無い場面の筈なんですが……。
キングスキャンで明らかになるヒュンケルの残HP21、突然出てくるゲーム的メタ要素、このHPという概念も「1と200で同じように動けるのはおかしい」とかちょっとした議論もありました。致命傷を負わずに堪えられる耐久値を表しているんだ、とか様々な解釈がありましたが、ダイの大冒険の場合はどうなんでしょうか。21のヒュンケルはどう見てもフル回復の状態と同じようには戦えなさそう。
ここで、複数いるポーンが一斉にヒュンケルに襲いかかるんですが、ここ確か漫画だと一撃を加えるだけの筈なんですが、アニメだと滅茶苦茶タコ殴りにされてて絵面が面白かった。いやそれ普通にダメージ受けるだろと、それでヒュンケルは残りHP1になるんですが、いや今ので20しか喰らってないんかとツッコミどころが盛りだくさん。
それでここから素手でオリハルコンをパッカーンとしまくるんですが、いくらコツを掴んだとは言えただ普通に攻撃してきてるだけの相手に、そんなカウンターで一撃必殺出来るものなのかと……。爆発するわ刺されるわ、攻撃を受けてるのにHPが1から減らない男ヒュンケル。魔王軍かわいそう……。
しかしさしものヒュンケルも、仲間を見捨てられないという弱点を突かれて形勢逆転、流石に万事休すか……というところで思いがけぬ救援者が到来、哀れキングは爆散してしまいます。その救援者こそ、かつて戦った強敵・陸戦騎ラーハルト！ ……やっぱりCV・石田彰は微妙に合ってない気がするなあ……それはさておき、見つめあう二人を引きに以下次週と相成りました。
この辺、アバンやラーハルトがポコポコ復活してきた事に賛否両論ではありましたが、ヒュンケルを元気なままにしてラーハルトの代わりに戦うのもちょっと無理がありますし、ヒュンケルという男の戦いに幕を引かせるという意味では良かったんじゃないでしょうか。クロコダインさんにもこういうキャラがいれば……。
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