「ダイの大冒険」第59話、大魔王からも逃げられる

ダイの大冒険第59話放送です。

今週も作画頑張ってましたねえ。アバンストラッシュの直撃を受けてあしたのジョー状態になっていたバーン様は、前半早々にもったい付ける事もなくベホマで復活。ラスボスがベホマ使うとかクソゲーなんですが、かつてのドラクエ2ではラスボスがベホマを連発するという。

あれ、ファミコンの性能の都合上HPが255までしか設定出来ず、苦肉の策としてベホマを使わせるようにしたらしいですね。その為、火力が足りてないと延々回復されて持久戦では絶対に勝てないという……。でもファミコン後期のドラクエ4だとだいまどうのHPが1023あったような……まあ大きな桁数のHPに出来ない為、ボスがこっそり自然回復してたりするんですが。

そして登場、バーン専用武器の光魔の杖! ジャキンジャキン変形するギミックが好きだなロンベルク! この辺りの演出めっちゃ力入ってましたね。杖を持って構えるだけで凄い描写、恐ろしさも漫画から数割増しです。ダイの剣を叩き折り、必殺のカラミティウォール! カラーになった事で漫画よりも迫力や禍々しさが際立ってます。

ここでヒュンケルとクロコダインがダイをかばおうとするんですが、ここでの二人の会話が地味にお気に入りです。お前も同じかクロコダイン……ってクロコダインさんが絡んでる事は大体好きなんですが。

そしてここでハドラー登場、ハドラー対バーン! もう鼻水を垂らしていた頃のハドラー君には会えない……。ここでの、バーン様がグアアァァって動くところ、目の描き方に特徴がありますよね。同じアニメーターの方なのかは分かりませんが、他のアニメでもこういう描写を見た事があります。ここはもう、ハドラーのセリフから親衛騎団、バーンに肉薄するハドラーの勇姿とかっこいいしか無い場面なので、是非自分の目で見て欲しい。

サブタイトル「意外な救世主」は、ダイ達にとってはハドラーがそうなんですが、バーンにとってはザボエラがそうだという……ダブルミーニングってやつ? 違うか。最強モードのハドラーを完全に拘束できるあたり、本人の実力は確かにあるはずなんですが、難がありすぎな性格のせいで評価されない悲しい男……まあ同僚も部下も全く歯牙に掛けない、利用する事しか考えていない奴なんて仲良く出来るはずも無いんですが。

そして最後はブロック! うおおおおお「ブローム」以外の言葉をしゃべったああああああ! ハドラーの身代わりとなり爆散する彼ですが、ここでのヒムの「初めて喋った言葉がそれかよお!」という慟哭がグッときます。その後八つ当たりと言わんばかりに、ブロックの頭をぶち壊すバーン様、漫画と比べてだいぶお怒りの御様子でちょっと面白かった。

いやー、先週今週ととても良かった。尺の都合でしょうがかなりテンポ良く進行し、セリフのカットなんかも多少はありましたが、その分まさに怒濤の展開でしたね。本当に力と気合いを込めて作られてるなあと感じます。次週はちょっと骨休めな感じがありますが、声だけの出演だったあの人が本格的に登場です。次回予告でも顔を隠してましたし、そこは次回をお楽しみにという事ですね。

     

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