PCで使っている十年物のスピーカー

オーディオの話が続いたので、ついでに今使っているスピーカーの話も。

現在使用中のスピーカーは、十年以上前に購入したONKYOの「GX-77M」で、これが十年以上前の商品にもかかわらず今でもそこそこ値段がするもので、光デジタル入力端子があり、前面にヘッドフォン用端子もあるという、まさに自分にとってぴったりのスピーカーでした。

「でした」と過去形にしなくても絶賛使用中なのですが、これがもう随分前から、向かって左側のスピーカーの音が右より小さく聞こえるのです。スピーカー自身の寿命なのか、向かって右から左に繋がっているケーブルが劣化したからなのか……後者なら同じ作りのケーブルを買い直せば済むんですが。

今でこそ必要無くなったのですが、スピーカー前面に直接ヘッドフォンを接続出来るのいうのが結構便利で、わざわざPC自体に差し込まなくても体に近い所で抜き差しできるというのがよく、他のスピーカーを見ると背面にあったり、そもそも端子が無かったりする物が多く、結果今も買い換えたりする事無くスピーカーはそのままです。

このONKYOというメーカー、オーディオ系の商品では定番のメーカーで、以前はサウンドカードなんかも出したりしていたのですが……昨年、オーディオ機器事業を売却した……と思ったら中止になったようで、今も自前で頑張っているようです。ただそれでも、以前のようにPC向けサウンドカードとか、スピーカーなんかはもう作らないようですね。

安くても評判のいいスピーカーも沢山ありますし、質のいいヘッドフォンやイヤフォンがあれば、日本の家屋環境で大きな音を出しにくいスピーカーにお金を掛ける意味も薄れてきていますから、中々市場としては厳しいのかもしれません。PC自体も昔のような、ある程度の環境を整えないとノイズが酷いなんて事も無くなりましたし、商売にするには苦しいのでしょう。ですが、十年以上前のスピーカーが今でも流通に乗っているあたり、需要と質は確かな物ですので、何とか頑張って欲しいところです。

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