日本全国の最低賃金それぞれ

令和2年度地域別最低賃金

都道府県毎に、アルバイトの時給に差がある事は知っていましたが、こうして改めて一覧を見るとかなり格差がありますね。東京・神奈川が1000円を超えている一方、800円に届かない県も……。

地域でそれぞれ物価が異なるから、という事らしいんですが、そうなんでしょうか? 家賃は確かに地域差があって、地方を見ると「この間取りでこの値段!?」というのが散見されますけど、物の値段自体は差が無いような……。

特に今はネットが普及し、通販が簡単にできる訳ですから、どこに住んでいようと価格は同じですよね。一万円の物を買うのに、東京だと10時間労働で済むところが、最低賃金800円だと12.5時間必要になります。この差は大きい。

単純に考えると、日本全国で最低賃金は統一するべきだと思うんですが、このような意見もあるようで。

全国一律の「最低賃金」が実現すると地方を滅ぼす理由(DIAMOND online)

また、相反するこのような意見も。

「県別の最低賃金」はどう見ても矛盾だらけだ(東洋経済ONLINE)

地方が安いのではなく都市圏が高くなっている、その理由は都市部に人や物や金が集約されていくからだ、みたいな話ですが、それならそれで東京・神奈川が1000円超えの一方で、同じ隣接県である千葉・埼玉が920円台なのは何故なのかと。県境に住んでる人とかどう考えても高い方で働いた方が得じゃないですか。

そもそも家賃以外に物価の違いを感じにくい(その家賃が相当大きいですが……)以上、やっぱり賃金の差はそのまま損しているという思いが募ってしまいます。一極集中が止まらないのはこういう所に原因があるんじゃないのかと、完全な悪循環だなあといった感じです。

   

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