「ダイの大冒険」第53話、コンバトラーフェンブレン

ダイの大冒険第53話放送です。

いやー今話は作画に気合いが入ってましたね、一部分で……これの為に先週は力を溜めていたのか? 別にそんな必要ないところでこれでもかと突然力を入れ始めるダイ大アニメスタッフ、今週もまたマァムにやたら力を入れてます。大事な尺を費やしてしっかり描写、でもここもクロコダインさんのセリフがいい味出してるんですよね。クロコダインの嫁さん探し……同一種族がいなさそうなんですが、どうやって探すんでしょうか。興味は尽きない……ボラホーンとかいうのはやめろ。

前回バランに目をやられたフェンブレンが、一人抜け駆けして別行動を取るんですが、その際親衛騎団の証であるエンブレムを残していくシーン、ここがちょっとお気に入りです。なんというか上手く言葉で説明するのは難しいんですが、こう、心で感じるものがあるというか……でないと単にチウをいたぶっただけの残忍な敵でしかないですからね。

それと、みんな知ってたヒュンケルが大復活して無理矢理戦おうとするのと、それを止めようとするエイミのラブコメ……はいいんですが、なぜか映画的演出で上下をカットしたシネマスコープ画面に……真面目なシーンなのにちょっとギャグっぽい。原作でもそうなんですが、特にこの二人に描写が無いせいで、なんでエイミがヒュンケルの事を好きになるのかがよく分からない……

国を滅ぼし王を殺した不死騎団の軍団長で、人もいっぱい死んでるしょうに……。それ自体はリーダーであるレオナが皆の見ている前で正式に許した訳なのですが、そんな簡単に割り切れるものではないような。ザオラルとかもある世界なので、死生観が違うのかも知れませんが。

それはそれとしても、許すを通り越して好きになるというのは飛びすぎというか、イケメン無罪ってやつですか!? という感じで、なーんか腑に落ちないですねえ。ただまあこの一連の流れも、伏線というほどでは無いですが意味のあるやり取りでもあるので、あまりとやかく突っ込むのは無粋というものですかね。

今話は話自体は余り進まず、ダイのお母さんソアラの話と、エイミのイチャコラシーン、すごい力の入っていたマァム、そしてオオトリのフェンブレン君必殺の超電磁スピンで来週に続く。やはり回転技は相手の動きを封じるのが定石なのか!? 次回予告でバランが映らなかった辺り、やはりこういう引きの時は予告も気を使ってるんでしょうね。

     

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