「ダイの大冒険」第100話、さらば愛しきダイの大冒険

ダイの大冒険第100話放送です。とうとう最終回……。

ざっくりおなかを刺されて倒れるダイ、絶体絶命のピンチに地上からかっとんできたのは、竜の騎士専用装備・真魔剛竜剣! ダイ大の武器って自分から飛んでくるのが好きですよね。ていうか伝説の武器である真魔剛竜剣と同じような機能を簡単に持たせないで下さいロンベルクさん。

素手では流石に分が悪かったダイでしたが、真魔剛竜剣を得てバーンの腕をバッサリ切り上げます。痛覚とかは無いか、岩石くっつけてるだけだし……いよいよ剥き出しのコアを、というところでコアから謎ビームを放出、それを受けた剣はヒビが入って粉々に……ここ漫画と違いますね、漫画だとコアをぶった切ろうとしたらシャッターみたいにコアが閉じて、それを切ろうとして剣が折れるんですが、確かに何でコアのところだけ剣が折れるほど固いんだという話なので。

真魔剛竜剣を失い、更に全身を掴まれて今度こそ絶体絶命!のところで思い出す、ポップの「閃光のように」、ここもアニメ改変ですね。細かく見ると結構チラホラ独自要素を差し込んでます。しかしこういう場面で思い出すのがポップ、やはり正ヒロインである。

勇気百倍のダイ、ドラゴニックオーラ全開でバーンの手を粉砕すると、懐に飛び込んで、バーンに刺さったままのダイの剣を掴んで一気に全身を真っ二つ! 痛い痛い。図体が大きすぎて懐に入り込まれると謎ビームでしか対応出来ないバーン、まあそもそも接近する事が普通は無理なんでしょうが。さよならバーン、その体は太陽へと吸い込まれていきました。

その後、地上に待機していたポップ達のところに落ちてきたダイをポップがナイスキャッチ、いやこれ宇宙の高さから落ちてきたならとんでもない落下速度の筈なんですが、普通キャッチどころか一緒にぺしゃんこですよね……まあそこは不思議パワーという事で、やはりここでもポップがヒロインである。

このままめでたしめでたしで終わ……らず、スッと現れたのはデュラハン状態のキルバーン。実は使い魔の方が本物のキルバーンで、キルバーンだと思っていたものは操り人形だったという衝撃展開なのですが、白兵戦でアバント互角以上に戦ってたのはどういう仕組みなんだろうか。感覚を共有して自分の肉体のように動かしていたとかそんな感じ?

頭部に埋め込まれた黒のコアを爆発させようとして、アバンとマァムにあっさりやられる本体側のキルバーン、やっぱりこっちの方は弱かった。ていうかしゃしゃり出てこないで、こっそり爆破すれば良かったのに……。黒のコアを抱えて空高く飛ぶダイとポップ、しかしダイはポップを蹴落として一人、コアの爆発に巻き込まれます。大団円で終わらず主人公だけ悲しい結末、ハッピーエンドで終わればいいじゃん!

数週間後、お墓のように刺さっているダイの剣ですが、その光は失われておらず、ダイは死んでいない事を示唆して物語は終わります。構想ではこのあと魔界編があったらしいのですが、なんやかんやでこれで完結だと原作者が仰ってるそうなので、この続きというのはもう無さそうですね。

この、剣が刺さっているビジュアルは、まさにこの最後の最後のシーンのものなので、アニメ化発表の時のキービジュアルでこの画像を出す=最後までやりきる、前回のアニメのような打ち切りはしないという決意表明なんだと話題になりましたね。

途中、ハッキング事件とかもありましたが、約2年・全100話を最後まで駆け抜けて、めでたく無事最終回を迎えました。ていうか1話が2年前って、なんかあっという間でしたが時間の流れが速すぎてビビる。この2年間、お前は一体何をしていた……? あーあー聞こえない

一度打ちきられた90年代の漫画を、100話も使って再度アニメ化してくれたというのはとても恵まれています。アニメ化をやり直してほしい作品なんていくらでもありますしね……ストーリーを全部知っていてもやはり楽しいものです。関係者一同に感謝を、そしてありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました