ゲームのお話その9 JUDGE EYES:死神の遺言8 ついにクリア!

PS4のゲーム「JUDGE EYES:死神の遺言」をとうとうクリアしました。思えば発売日に予約買いしてからすぐ積んで、もう二年……ようやくのクリアです。ですので、ここからクリアした感想を書いていきます。未プレイ、またプレイ中の方のために直接的なネタバレなどは書かないようにしますが、一応御了承下さい。

まずストーリーについては満足できました。龍が如く0と同じ人が担当しているという事で、期待している人も多かったようですが、そこはちゃんと期待に応えてくれた感じです。細かいツッコミどころはあるものの(そんな場所でそんな話してていいの?とか)、クリアしてすっきり終われました。

またサブイベント関係については、発生場所が分かるマップ表示の他に50人いる街のフレンドにもそれぞれ何かしらが用意されていて、PlayStation2の頃の龍が如くのように「街を走っていると何かが起こる」感覚を感じられました。メインストーリーの進行中でもバンバン出てくる為、先に進めたい時は逆に邪魔に感じたりもするでしょうが、ここは如くシリーズの醍醐味でもあったので、個人的には良かったです。

イベントも多く、遊び場も沢山あり、間違いなく面白いゲームなのですが、それだけに気になる点・引っかかった点も色々あります。いい事より悪い事の方が書きやすいというのは何だか日本人的な感じがして嫌なところもあるんですが、龍が如くチームはこれからもゲームを出していくでしょうし、改善されるかなあという期待も込めて、感想も兼ねて書き残していきます。

4人目の彼女候補。目の前の人は三股中ですよー!

まず真っ先に言いたいのはやはり、これまでも数度言及しました京浜同盟関連について。幹部が全員出てくるまではメインストーリー内に入ってきていたのに、最後何も無くクリアしてしまったのでちょっと調べたら、サブイベの最後の最後でやっと発生するらしい。そこまでやらない人はどうするのか? 私もまだそこまでたどり着けていません。そしてエンカウントバトルのこいつらがまた強い。難易度ハードでやっているというのもあると思いますが、時折防御が固く体力も高い雑魚が混ざっていて、時間内に倒しきれない事もしばしば(一定時間以上掛かると警官が来て強制終了)。また、銃をぶっ放してくる雑魚もいて、当たると体力の最大値を減少させられ、これを治療するには馬鹿高い治療アイテムか、街の外れにある遠い場所でしか治せないというのもイライラに拍車が掛かります。更に周期的にエンカウント率が跳ね上がり、神室町の散策すらままならなくなるという……このゲームの一番残念なところがここでした。

他には、このゲームには50人の街のフレンドが登場するんですが、友好度を上げるのに掛かる手間に天地の差があります。キツいのになると、街中に50箇所(!)もあるQRコードを探してドローンで撮影しろ、というものまで……。必須要素では無いのでやりたくなければやる必要は無いんですが、やらないと上記の京浜同盟のイベントも起こせないという事で、やらざるを得ない。いややらなきゃいいんだけど……それが出来れば苦労はしないですよね。

こんなのが50個も……一応、接近すると音が鳴るお助けツールはあるんですが。

後は、龍が如くシリーズでは毎度の事ですが、トロフィーコンプしようと思うと二周目のプレイが必須になります。が、特に今作ジャッジアイズでは、周回プレイが考慮されていないように感じました。度々ターゲットを尾行するモードが挟まるんですが、これが時短の方法が無い為毎回やりきる必要があり、どんどんスキップして進めていきたい場合にかなり邪魔になります。初回プレイでは間違いなく面白いんですけどね。

とまあここまで文句が多く、つまらないゲームなのかと思われてしまいそうですが、それに関しては間違いなくノーです。メインシナリオは面白く、寄り道も豊富でやれる事も多く、木村拓哉演じる主人公八神はかっこよく(慣れてくるのか、後半になるにつれ声の演技が上手くなっていくのが分かります)、龍が如くフォーマットそのものが嫌いという人でも無ければ今から買っても楽しめるはずです。やって損したとは思わないはずですので、是非プレイしてみてほしい一作でした。

このゲームはピエール瀧氏の逮捕を受け、一部のキャラが差し替えられた新価格版というものがありますが、それ以外に変更点は無いはずなので、通常版とお安い方で宜しいかと思います。

コメント